言葉や態度で相手を精神的に追い詰めていく「モラル・ハラスメント(モラハラ)」

言葉だけではなく、態度や行動でも

モラル・ハラスメント(モラハラ)とは、殴る蹴るといった身体的暴力(パワハラ)ではなく、言葉や態度によ
って相手を追い詰めていく、精神的な暴力のことをいいます。夫婦間では、「夫から妻」へのパターンがほとんどですが、まれに「妻から夫」のパターンもあるようです。

夫からのモラハラ発言では、「何をやってもダメなやつだな」「妻として失格なんじゃないか」といった、人間性や人格を否定するものもあれば、「こんなまずい料理しか作れないの?」「誰のおかげで生活できると思っているんだ?」など、能力を否定するような嫌みを、聞こえよがしにいうパターンもあります。

言葉だけではなく、態度や行動でもモラハラは十分あり得ます。

たとえば、

・会話をせず、無視を決め込む

・大きなため息、舌打ちをする

など、身体的な暴力と違って、判定基準がはっきりしないところが、モラハラの難しいところです。精神的に傷つけられつづけているという、主観的な判断基準しかありません。

精神科の患者さん夫婦にも、モラハラ夫かもしれないという人はわずかながらいるのですが、診察室ではそういった気配はおくびにも出しません。一見するとよい夫なのですが、夫の前で奥さんが口ごもりながら不満を話す様子から、家庭での「モラハラ」が潜んでいるのではないかと、推察するしかありません。

→モラハラの背景に潜む、「自己愛性パーソナリティー障害」

→モラハラ対策としては、傷ついていることを言葉で示すことが大切

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