血糖値をチェックし、糖尿病の芽を摘もう

特定健康診査(メタボ健診)で行われる「空腹時血糖」と「ヘモグロビンA1c(エーワンシー)」は、どちらも血糖値を調べる検査です。検査の目的を知り、メタボ健診を毎年必ず受けることで、糖尿病の早期発見や生活習慣の改善に生かしましょう。

血糖値が低い空腹の状態で測定する「空腹時血糖」

食事により体内にとり入れられた炭水化物(糖質)は、小腸でブドウ糖に分解・吸収きれたあと、血流にのって全身に運ばれ、からだのエネルギー源として使われます。

「血糖」とは、血液中に含まれるブドウ糖のことで、「血糖値」は、血液中のブドウ糖の濃度を示す検査値です。

血糖値は1日のなかで上がったり下がったりしていますが、とりわけ影響を受けるのが食事です。食事で糖質をとると血糖値が上昇し、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、その働きで血液中のブドウ糖は細胞にとり込まれ、血糖値は下がってきます。

「空腹時血糖」は、食後10時間以上経過した空腹の状態のときに血糖値を測定する検査です。

空腹時の血糖値が高い場合は、血糖値を下げるインスリンの量や働きが不足しており、糖尿病かその予備群である可能性が考えられます。

一定期間の平均的な血糖値がわかる「ヘモグロビンA1c」

ヘモグロビンは、赤血球に含まれる色素です。このヘモグロビンとブドウ糖が結合したものをグリコヘモグロビンといいます。ヘモグロビンA1cはその一種で、ヘモグロビンの中にヘモグロビンA1cが何%あるかという割合を調べます。

いったんヘモグロビンに結合したブドウ糖は、母体である赤血球の寿命が尽きるまでなくならないため、その割合を調べると、検査前1~2カ月間の血糖の状態が把握できます。

ヘモグロビンA1cは、検査前の食事などに影響されることがないため、ふだんの血糖の状態を反映した数値を知ることができます。近年、医療の現場においては、空腹時血糖よりヘモグロビンA1cのほうを重要視するようになってきました。

→血糖値が高かったらまずは生活習慣の改善を

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