男性に知ってほしい女性ホルモンとライフサイクル

男性よりも女性にうつ病が多い理由

女性は男性の約2倍、うつ病になりやすいことがわかっています。その原因は、よくわかっていないのが現状ですが、月経周期や妊娠、更年期など、女性特有のホルモンの変動が関係していると考えられています。

ホルモンなど医学的な要因だけでなく、社会的な影響も大きいと考えられます。働く女性がふえ、仕事上のストレスが増大しているなかで、結婚や出産、子育て、そして介護などを通じて、女性が仕事と家庭の双方から受けるストレスが男性と比べて大きいことも、女性にうつ病が多い要因の一つでしょう。

女性の生涯において、女性ホルモンの変化や月経は、心身の状態にさまざまな影響を与えます。その一つに、「月経前症候群」があります。月経の数日前から、腰痛や腹痛、乳房痛、むくみ、便秘、下痢、吐きけ、日中の眠けなど、多彩な身体の症状が現れます。

身体の症状だけでなく、イライラや不安・焦燥、抑うつ気分といった精神面での症状が出ることも珍しくありません。月経前症候群は、たいていの人は日常生活に支障が生じるほど重症なものではなく、月経が終われば自然に消えていきます。

月経前症候群は月経にまつわる症状ですが、女性にとって人生の節目ともいえる閉経を迎えるころになると、「更年期障害」という問題が生じてきます。卵巣機能の低下がおこる閉経前後(45~55歳くらい)を更年期と呼びますが、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減退することにより、さまざまな不調が生じます。

更年期障害で現れる心身の症状

更年期障害による症状は、非常に多岐にわたります。よく知られているのは、顔のほてりやのぼせですが、それだけではありません。めまいや動悸、トイレが近くなる、手足の冷え・しびれ、頭痛、肩こり、腰痛、腹痛、倦怠感、耳鳴り、息切れ、食欲不振など、あげればきりがありません。

精神の症状も多く、不眠やイライラ、不安・焦燥、抑うつ気分、意欲や思考・集中力の低下などが現れます。

このため、ふだんの家事がおろそかになることもあります。今まで普通にできていたことができなくなるつらさや、やる気がまったくおこらないつらさを感じながら、何とかがんばって家事をこなしても、夫からは当然だといわんばかりの態度をされることで、夫婦げんかにつながることも少なくありません。

→更年期による不安と不調を夫が知ることが大切

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