「尿たんぱく検査」で腎臓病を早期発見

腎臓の働きが低下すると尿にたんぱくがもれ出てくる

腎臓はからだを流れる血液から、からだの中にとどめるものといらないものを分別(ろ過)しています。健康な人では、尿の中にたんぱくはほとんど出ませんが、腎臓の働きが低下すると、尿の中にたんぱくがもれ出てきます。これを「尿たんぱく」といい、再検査を受ける必要があります。

尿たんぱくの原因としては、①激しい運動後など一時的なもの、②急性腎炎や慢性腎炎などの腎臓そのものの病気、③糖尿病、膠原病、高血圧など全身の病気の一部として腎臓の働きが低下する場合、などがあります。

そのうち一時的な原因を除いて、一定のレベルを超えて尿たんぱくが出たり、腎機能が低下した状態をCKDといいます。CKDが進行すると腎不全になり、最終的には透析療法や腎移植が必要になります。

CKDの人は、そうでない人に比べて、透析療法が必要な状況に10倍以上なりやすく、脳卒中・狭心症・心筋梗塞の発症や、それによる死亡の危険が2倍以上高くなることがわかっています。

陽性、弱陽性の結果が出たら再検査が必要

腎臓病は自覚症状がないため、健診の尿たんぱく検査は、腎臓病を見つけるための重要な検査になります。

とはいえ、尿たんぱくが一度出たからといって腎臓病とは限りません。運動後や発熱時、長時間」立ち姿勢でいたときなど、一時的に尿たんぱくが出ることもあるので、尿たんぱくが陽性または弱陽性の場合には再検査を受け、一時的なものか病気によるものかを確認する必要があります。

また、糖尿病の人は、検査結果が弱陽性でも糖尿病腎症を疑い、「微量アルブミン尿検査」などの詳しい検査を受けることがすすめられます。

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