肝機能検査での異常値は不健康生活のサイン

特定健康診査(メタボ健診)で行われる「AST」「ALT」「γ-GT」は、いずれも肝臓の異常を見つけるのに有効な検査です。肝臓に障害がおこっても自覚症状が現れることは少ないため、毎年健診を受け、検査値に異常がみられたら、精密検査を受けましょう。

血液中の酵素を測定して肝臓の状態を調べる

肝臓は”人体の化学工場”といわれ、その働きに必要な酵素を肝臓の一つひとつの細胞がもっています。メタボ健診では、肝臓の状態を調べるために、次の3つの検査で、血液中の酵素の濃度を測定します。

●AST(GOT)・ALT(GPT)

いずれも肝細胞内でつくられる酵素で、肝細胞が壊れると血液中にもれ出てきて検査値が上昇します。

とくにALTは肝細胞に多く含まれるため、肝臓の状態を調べる重要な手がかりになります。ASTだけが高い場合には、心筋梗塞や筋肉の病気などが疑われます。ASTとALTを同時に調べて比較すれば、肝障害の程度や病期を診断するのに役立ちます。

●y-GT(y-GTP)

肝臓内でつくられる酵素で、アルコ-ル飲料を多飲したり、脂肪肝があると検査値が上昇します。

脂肪肝が悪化すると肝炎や肝硬変へ進む恐れがある

肝臓は、障害があっても自覚症状が現れにくい臓器です。そのため、肝臓の病気を早期に見つけるには、定期的にメタボ健診などの健康診断を受けることが欠かせません。

肝機能検査をきっかけに見つかることが多いのが脂肪肝です。脂肪肝かどうかは、血液検査に加え、腹部超音波検査によって診断し吏す。ありふれた病名なので軽く考える人もいますが、そのまま放置していると、肝臓の障害が進み、肝炎から肝硬変へと進行し、最終的に肝臓がんの発症につながる恐れがあります。

健診で検査値が高かった人は生活習慣を改善し、精密検査を指示されたら必ず受けるようにしましょう。

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