更年期の女性は検査値の変動に要注意

女性の場合、40代までは特定保健指導の対象になる人が少ないのですが、更年期を迎えるころになると、血中脂質などの検査値が急激に悪化していくケースが少なくありません。この年代の女性は油断禁物です。

更年期になると女性ホルモンが急激に減りさまざまな症状が現れる

閉経(平均50歳くらい)の前後約10年間を「更年期」といい、この時期に女性ホルモンの分泌量が急激に減ることにより、ほてりや発汗、頭痛、動悸、不眠、気分の落ち込みなどさまざまな心身の症状が現れることがあります。これがいわゆる「更年期障害」です。

女性は40代前半までは、しつかり分泌きれる女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)によって血管がしなやかに保たれ、脂質や糖の代謝も活発に行われています。これにより、メタボや高血圧、糖尿病、脂質異常症、骨粗しょう症などになりにくい恩恵を受けています。

LDLコレステロールや中性脂肪の検査値に注意が必要

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らし、HDL(善玉)コレステロールをふやして、血管に弾力を与えて動脈硬化を防ぐ働きがあります。

そのため、エストロゲンの分泌量が急減する更年期以降は、内臓脂肪がたまりやすく、血中脂質や血圧などの検査数値が異常値となり、特定健診(メタボ健診)でも、メタポリックシンドロームと判定される人がふえてきます。

閉経の前後には、これまで以上に食事や運動などの生活習慣の見直しが必要になります。

更年期以降に心がけたい生活習慣のポイント

●脂質や糖質、アルコール飲料のとりすぎに注意

脂っこいものや甘いもの、アルコール頬をとりすぎるとLDLコレステ0-ルや中性脂肪がふえやすくなります。野菜や海藻、きのこ類などに豊富な食物繊維は脂質の排出を促す働きがあります。

●文夫な胃づくりのための栄養も必要

チーズやヨーグルトなどに豊富なカルシウム、青背の魚やきのこ類などに含まれるビタミンD、納豆や青野菜などに多いビタミンKは、文夫な骨つくりに役立つ成分です。

●大豆や大豆製品の摂取を心がける

豆腐や納豆、豆乳などには、女性ホルモン・エストロゲンと似た働きのある「大豆イソフラボン」という成分が含まれています。更年期症状の緩和や骨租しょう症予防に、大豆や大豆製品を積極的にとりましょう。

●適度な運動を習慣づける

運動を習慣にして継続すると、肥満の改善やHDLコレステロールをふやす効果があります。ウオーキングや水中歩行、サイクリング、筋肉トレーニンクなど、無理なくつつけられる運動を習慣にしましょう。

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