前回メタボ検診を受けていない人は今度こそ受けましょう

「太っていないから」「持病があり通院中だから」などという理由で特定健診(メタボ健診)を受けていない人がいます。そうした理由にかかわらず、メタボ健診は毎年きちんと受け、病気の早期発見や早期対策に役立てることが大切です。

太っていなくても生活習慣病にかかる人は少なくない

おなかの周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満の人は動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳卒中などにつながる恐れがあることが明らかになっています。そのようなことから、生活習慣病になるのは、腹囲が大きく、太っている人だけなどと思われがちです。

しかし、実際には、太っていなくても、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病にかかっている人は少なくありません。とりわけ、日本人を含む東アジアの人は、肥満でなくても糖尿病になりやすく、油断は禁物。体形にかかわらず、メタボ健診を受けることが大切です。

メタボ健診を受けた結果、血圧や血糖値、脂質の値に異常があった場合には、病気になる前の段階で、食事の栄養バランスや運動習慣を見直すなど、生活習慣の改善を早めに始めることができます。

メタボ健診は持病以外の病気も見つけるチャンス

高血圧や糖尿病、脂質異常症のいずれかの持病があり、通院している人は、「定期的な検査を受けているから健診は必要ないよ」と思うかもしれません。しかし、そのときに受けていない検査が、メタボ健診の検査項目に含まれている可能性もあります。

たとえば、メタボ健診を受けることによって肝臓病や腎臓病など、持病以外の病気が見つかるきっかけになることもあります。

中高年になると、きまざまな病気で通院をする人がふえてきますが、病気の種類にかかわらず、メタボ健診を必ず受けるようにしましょう。

また、からだの状態は、1年の間でも変化します。年に1回、メタボ健診を受け、正常値の範囲内でも検査値が悪化している場合には、自分の生活習慣を見直すきっかけにしましょう。

日本人はメタボでなくても糖尿病になりやすい

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌量が不定したり、インスリンの働きが悪くなったりする病気です。

欧米人はアジア系の人より、膵臓から大量のインスリンを分泌できる体質す。日本人などの東アジアの人は、少量のインスリンしか分泌できないので糖尿病になりやすいのです。

ところが、日本人は昭和30年代半ばごろから動物性脂肪・たんばく賀を多くとる食生活に様変わりしました。その結果、インスリンの分泌量や分泌能力が追いつかず、血糖値が上がり、糖尿病になる人がふえたのです。

こうした体質の人は、メタボではなくても、ちょっとした食生活の乱れや運動不足といった環境要因が加わると糖尿病を発症しやすくなります。

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