中高年のフラダンス教室

仲間として楽しめるのがいい

フラダンスは、ハワイでは「フラ」といいます。「フラ」は「踊る」という意味で、神々への祈りとして昔男性だけが踊ることを許されていました。しかし、戦争で男性が少なくなると、神事をつづけるために女性が踊るようになったといわれます。

今回紹介するのは、フラ教室「ハーラウ・ケオラクーラナキラ」の55歳以上男性クラス「クブナカネ」。クフナは年輩、カネは男性という意味です。16名の参加者は、レッスンが始まるまでの間、会話を楽しんだり、ウクレレを爪弾いたりと、和気あいあいとした雰囲気。

「仕事では偉い役職についている人が多いけど、ここではそんなことは関係なく、仲間として楽しめるのがいいですね」と、参加者の一人はいいます。

ミーティングのあと、レッスン開始。最初は基礎のステップを練習します。「腰を振るときは、腰に当てた手を押し込むようにするので、押すという意味の『カオ』を使います」と、ステップの名前と意味を話すのは、ハワイの人間国宝である故ジョージ・ナオペ氏のフラを継承する田中新先生。「ただ踊りの型を教えるだけではなく、ハワイの文化や曲の背景、振り付けの意味なども伝えていくことが大事だと思っています」

フラは、見ている以上に運動効果がある

入会したばかりでうまくリズムがとれない人には、先生がマンツーマンで指導も。その間、ほかの参加者たちはお互いにステップや手の動きを確認しあっています。

激しい動きではないのですが、30分もするとみなさんの額に汗がにじんできます。しつかりと踊るには体幹を安定させることが必要なので、見ている以上に運動効果があるそうです。

休憩をはさんで、曲を流しながらの練習に入ります。新しいステップに入ると、その部分だけを先生がウクレレで弾きながら、何度もくり返します。現在は、ハワイで開催されるシニアの大会「クフナ・フェスティバル」に向けて練習中。1~2カ月に1回、クラスに合った競技会やイベントに参加しているそうです。

「フラは、年齢と性別で踊る曲を分けられます。若い女性が爽やかに踊る、年長の女性が妖艶に踊る、若い男性が力強く踊る、年輩の男性が深い人生経験を表現しながら踊る…この幅の広さが魅力ですね」と田中先生。

フラを始めたきっかけは、『ハワイが好き』というシンプルな理由の人が多いとか。そして、難しすぎず、リラックスできるという点で、みなさん長くつづけていらっしやるそうです。また、気の置けない仲間ができることも、大きな魅力の一つ。それを物語るかのように、笑い声の絶えない、笑顔にあふれた空間です。

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