脳に満腹を感じさせるには、よく噛んで食べること

少ない量でもたくさん食べた気になる

ごはんを食べたばかりなのに、テレビや雑誌でおいしそうな料理を見ると、また「あ~食べたい!」と思ってしまう。あなたにもそんな経験があるのではないでしょうか。

これは、目から入った情報が脳に伝わって、空腹中枢を刺激して起こる、いわば錯覚ともいえる現象です。そして、この現象は、「おなかは満たされても脳は満たされていない」という状況で起こりやすくなります。

逆の現象も起こります。脳に「おなかがいっぱいになったよ」という錯覚を起こさせれば、少ない量でも、たくさん食べたという満足感が得られるのです。

脳が満腹を感じていれば、「おいしそう」という目からの刺激や、「いい匂い」という鼻からの刺激などにもまどわされずにすむ、というわけです。脳にそんな錯覚を起こさせる食べ方のポイントがあります。

それは、よく噛んで食べることです。

噛むことは、あごの筋肉や歯などに分布する三叉神経を通じて、脳幹部に刺激を与えます。この刺激で脳が活発に働き出すと、集中力がアップして、満腹感を敏感にキャッチすることができます。たとえ、少ない量でもたくさん食べた気になるのです。

よく噛んで、味わいながら食べることで、精神的な満足感も得られるので、過剰な食欲を抑えることもできます。そのためには、ゼリー食品や難消化性(消化しにくい)食品、たとえばベーグル、玄米、租挽きのパスタなど、「噛まなければならない食品」を選ぶのもひとつの方法です。

これらの食品は消化に時間がかかるので、満腹感が持続するという効果もあります。

噛む回数の目安はどれぐらいでしょう? よく「ひと口20回」などといわれますが、実際にやってみると、これがなかなかむずかしいものです。どんなに歯ごたえのあるものでも、20回以上噛み続けると味がなくなってしまいます。回数にはあまりこだわらず、おいしいと感じられる範囲で、よく噛んで食べるようにしましょう。

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